目と鼻と喉に染みる有毒ガス!エルタ・アレ火山へ。【ダナキルツアー】

エチオピア、ダナキルツアー1日目の夜。

時刻は19時半。

夕食後、各々トイレを済ませて集合。(もちろん開放的な青空トイレ)

このキャンプサイトから、エルタ・アレ火山を登りマグマを目指します。

遠くに上がる煙の場所がゴールなんですが、なんとその距離、約10kmとのこと。

しかもここらは国境近くであまり安全な場所ではないため、銃を持ったソルジャーがついて一緒に登ります。

ツアー参加者は全部で約30名ほど。

その中に私たち以外にも日本人観光客が3人いました。

1人は、昼休憩の時に出会ったインド在住、見た目はトルコ人の中山さん。

もう1人は、イケメンスポーツマンで、茨城出身なのに関西弁のヤスさん。

そして、世界一過酷なダナキルツアーに、懐中電灯も持たず、肩掛けポーチだけを身に着け、近所を散歩するような格好でやってきたイチロウさん。

こんなキャラの濃ゆい日本人3人と共に、マグマを目指すことになりました。

街灯もまったくない真っ暗で、大昔の噴火でできたような火山のゴツゴツした道を、片道4時間かけて歩きます。

普段からあまり長距離を歩かない私たちにとっては、それはそれは長い距離。

急な坂道は無いし、岩を登ったりとかすることはないんだけど、地味な登りが足に負担をかける。

でも、日本人5人で他愛もない話をしていると、意外と時間はあっという間に過ぎていきます。

薬剤師の資格を持っているヤスさんに、周くんが、

「薬剤師プレイとか、あるんですか!?」

なんてスベること確実な質問をしても、

「どういうこと!?ロキソニン飲ませたろか!?とか?」

って、イチロウさんが絶妙なツッコミを入れてくれるし、

周くんがいつものように、オナラをプーっとしても、

「お尻がため息ついたね。」

なんて返してくる。

やっぱり、人生経験積んでるアラサーのおじさん達は、話が面白い!!

このツアーの参加者は、私たちのようなピチピチの26歳をはじめ、70歳くらいのおじいちゃんまで年齢層が様々。

でも、一列に並んで進んでいくから、個人の体力によって差が出始め、遅れていく人もしばしば。

おじいちゃんにこの道は、かなり苦しいのでは…。

4時間かけて山を登り、休憩を挟みながらもやっと目的地に到着!!!

真っ暗な中に赤く染まる噴火口と、そこから噴き出す大量のガスが見えます。

足場に注意しながら噴火口へと近づいて覗いてみると・・・

ガスだらけで何も見えないっ!!!

本当ならここからマグマが見えるはずなのにっ( ゚Д゚)

時々風向きの関係で噴火口のガスが自分たちのほうに流れてくると、

鼻にツンとするし、喉もしびれるし、目にも染みるから、息を止めてジッとするしかない。

このガス、本当に有毒なんだな・・・っていうのを体全体でヒシヒシと感じる。

この日は結局風向きが変わらないので、明け方また再チャレンジするということに。

噴火口から歩いて10分程下ったところに、今日の寝床があります。

それがこちら。

ちょっと暗いからわかりにくいので、明るくなった時に撮った寝床の写真がコレ。

野ざらしぃぃいいいーーー!!!(´゚д゚`)

ここにマットレスを置いて、寝袋に包まれて眠ります。

もちろんお風呂なんか無いし、寝てる間に風で砂が飛んでくるからお風呂なんて入っても無駄。笑

でも、壁も屋根も何もないから、空一面に星がキラキラしてるのが見えるんです。

火山の噴火口の下で、星空を見ながら眠るなんていう珍しい経験が、ちょっと楽しかったり♪

4時間も山を登ってきたから、あっという間に夢の中へ・・・

朝4時半。

風が少し弱まってきたので、再び噴火口へ向かい、マグマが見れるかチャレンジ!!!

噴火口を覗いてみると・・・

見えたっ!!!!

赤いドロドロとした液体が流れたり、ボコッと盛り上がるのが見える!!

有毒ガスが多すぎて、はっきりは見えないんだけど、時々風でガスが開けたところにマグマが見えました。

夢中になって噴火口を見てたら、だんだんと空が明るくなってきて

だんだんと自分たちのいる場所がどんなところかはっきりしてきました。

この火山は、1年前に噴火をしていて、私たちが立っている場所はその時マグマだらけだったよう。

確かに、ドロドロとした液体が固まった跡のようなものが足元にはたくさんあって、注意しないと落ちてしまいそうな穴もたくさんありました。

地球の内部には、あんな真っ赤な液体が流れているのかと思うと不思議で、

有毒ガスの熱さと、少量でも目鼻喉に染みる感じは、とても近づけないなーと、自然の脅威を感じました。

噴火口を離れ、自分たちの寝ていた場所へと戻ると、マットレスを回収して帰る準備をしているラクダたち。

私たちが寝るためのマットレスを、こうやってラクダが一緒に運んできてくれたんだなー。

道中たくさん落ちていたウンコは、君たちのだったんだね。

2、3個踏みました(-“-)

帰り道は約3時間かけて下山。ほんっとうに足腰が疲れた登山でした。

ちなみに、同じツアーのおじいちゃんは帰り道、私達より少し遅れて下山してきたんですが、

両足包帯だらけでした。。。

おじいちゃあぁああああん!!!

どこで転んだのぉぉおお(´;ω;`)

ダナキルツアー2日目は、どんな景色に出会えるのかな?



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コメント

  1. ブンタカ より:

    火山の噴火口へのダイビングツアー、お疲れ様です。(笑)
    同じツアーに日本人が居て良かったですね♪
    10Kmの上り坂もお話しながらで疲れがまぎれて良かった!!
    硫化水素ガスは危険が危ないので、ツアーの後はウガイと目薬が良いですよぉ~・・・
    って、プロの看護師が居たんだった!(汗)
    なにはともあれ、周さんのオナラで大噴火しないで良かったです♪

    • yuki より:

      お話しながらでも、私たちにとってはかなり大変な登山でした(:_;)
      あれは硫化水素ガスなんですね!うあ~怖い!!
      あんなところにいて、今噴火したら一溜まりもないよなーってビクビクしてました(-_-)