青い炎を求めて。マランからツアーでイジェン火山へ。【インドネシア】

カラフルな村を堪能し、ヘアーカットも終えた私たちは1日のマランの滞在を終えてバリ島方面へ向かいます!

イジェン火山のツアーを予約!

途中には、イジェンという山があります。

普段山登りはしない私たちですが、イジェンは硫黄の採掘が盛んで、硫黄が燃える青い炎を拝むことができると聞いて、挑戦することにしました!

マランからイジェン登山、そしてバリ行きのフェリー乗り場までのツアーを組み、出発です♪

予約はマランの宿でしました!

まずは、マランから電車でイジェンの近くまで向かいます(・∀・)

ジョグジャカルタからマランに来たときと同じ、寝心地の良い寝台列車に乗りたかったんだけど、
イジェンまでの列車は1日に1本しかないとのこと。

しかもその列車はエコノミークラス。一番下のクラスです。

でもそれでしか行けないのなら仕方ない!!

16時発の列車に乗り込みます!

向かい合う狭いシートに、いっっっっっさい倒すことのできない直角のシート。

バックパックの置き場もなく、指定席だけど満席のため、1列に3人ずつ座りギチギチな席。

お向かいの人の膝の間に自分の膝を滑り込ませないと座れない狭さ!!

この列車に深夜0時まで、約8時間揺られるかと思うと…(:_;)

でもこれも旅の醍醐味!!!!

背筋ピーーーンと良い姿勢を保ちながら、瞑想にふけり、心が無になってきた頃に駅に到着。

ガイド「あなたは、しゅうと、ゆきですか?」

今回イジェンまで連れて行ってくれるガイドさんと合流し、ジープに乗り込みます!

ガタガタ道を少し進むと、ゲストハウスに到着。

「ここで1時間、仮眠したらイジェンの山に向かいます。」

案内されたのは、とても開放的な仮眠場所。

壁は無く、板の上に敷かれた薄い布の上で横になり仮眠をとります。

列車内でも睡眠がとれなかった私たちは、ここでの仮眠がかなり大事だったことを後で思い知ります…

周くんはそれでも30分ほど寝ていたようですが、
私は大量の蚊に囲まれ、一生懸命自分と周くんに蚊除けクリームを塗りたくり、
そこらを走るネズミに怯え、ベッド上のトンボや羽虫の死骸にげんなりしていたら
一睡もすることができないまま深夜1時を迎えました。

いよいよ青い炎を目指してイジェンへ!

ドライバーさんが迎えにきてくれて、ここからまたジープに乗り換えていよいよイジェンの山に向かいます!!

道なき山道をガタガタと進み、1時間かけて深夜2時にイジェンの麓にたどり着きました!!!

大揺れの乗り物内で眠れる特技を持つ私は、このジープの中で仮眠をとりました(-_-)

イジェンの青い炎は、日中は明るくてみることができず、夜中の山登りを達成できた者だけが目にすることができます。

この日はあいにくの雨。

安いビニールのポンチョを購入し、懐中電灯を片手に深夜2時、山登りスタートです!!

山道は以外にも舗装されていて、そこまで険しくはなかったんですが、永遠と続く上り坂。

ちょっと進むだけで息が切れて、心臓がバクバクして苦しくなります…

「全部で2km、約1時間くらいで登れます!」

1時間だけ、、、1時間だけ頑張ればいい…

そんな思いで歩みを進めます。

30分が経ち、半分くらい進んだかと思い、ガイドに聞いてみた。

「ねえ、あとどのくらい?」

「あと2kmだよ!」

なんで全然進んでないんだ。

山登りなんて全然してこなかった私たち。1時間ならすぐに登れるだろうと甘く見ていました。

実際、すんごくキツイ!!!

少しずつ休憩を挟み、水分補給をしたとき!!事件は起こった。

周「ああ…もうダメだ」

オロロロロロロロロロロロ…(自主規制)

大量に嘔吐する周くん。鼻からも口からも。

ガイドさんもびっくりして、しっかり休憩しよう!と提案してくれました。

吐いた後は少し楽になったようです。さっきと顔色が全然違う!!ずっとあった気持ち悪さも取れたよう!

さあ!!ここまで頑張ったんだ!!青い炎を見るために登ろう!!

また登り始めた私たち、しかし今度は私に異変が。

ゆき「疲れた、気持ち悪い。」

周「吐いたら楽になるよ!!」

背中をさすってくれる優しい旦那。

ゆき「無理ー、吐けな」

オロロロロロロロロロロロ…(自主規制)

旦那に続いて嘔吐する嫁。夫婦そろって山登りで嘔吐…。

寝不足と、疲れと、空腹と、脱水と、いろんなものが重なったのか、とても辛かったです。

でも吐いた後はやっぱり少し楽になって、後半道なりもなだらかになってきたため、ラストスパート!!

「到着だよ。」

スタートしてから約2時間半、やっとの思いで着きました!

青い炎はどこ!?

「あれだよ!!」

なんとなーく見える、小さな火の玉のような炎。

確かに青いけど、曇ってるせいであんまりはっきりと見えない…。

もっと壮大な燃え上がる青い炎を想像していたのに( ;∀;)

ショックで座り込んでいると、だんだんと周りが明るくなり始めました。

暗い時はわからなかったけど、私たち、すごい場所にいる!!!!!

黄色い硫黄からモクモクとガスが出て、燃えています。

やっと全貌が見えてきた!!!でっかい湖がある!!!

風向きによっては、ガスマスクが必要になるくらいのガスの量!

こんなに壮大な場所に来ていたなんて、明るくなって初めて知りました。

山登りなんて、したことない私は初めて山の美しさを知った気がする。

あの道のりを自分の足で登った人だけが見ることができる、特別な景色。

朝が来ると、硫黄を運び出す仕事のおっちゃんがたくさんいます。

数十キロの重さの硫黄を担ぎながら、徒歩でこの山を下りていきます。

1日に約2往復くらいするんだって!すごい重労働です( ゚Д゚)

ちなみに下り坂はかなり膝にきます( ;∀;)

また次も山登りしたいですか?って言われたら、ベストコンディションで簡単な山ならチャレンジしたいと思います。。。



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朝の通勤やトイレで読むのにピッタリな長さです。笑
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コメント

  1. ブンタカ より:

    お二人とも自主規制、お疲れ様でした。Ω\ζ゜)チーン…

    でも、大揺れのジープで眠れるなんて、流石はyukiさん! 笑
    最後は、絶景が見られてよかったですねぇ~♪

    それといつもご丁寧な返信を頂き、ありがとうございます。
    大変でしょうから、無理しないで下さいね。

    • yuki より:

      この時ほんっっっっとうに大変でした!何度下山しようと思ったことか!!
      吐いたときは、「絶対ブログのネタにしてやる」という思いしかありませんでした。
      ここに報告できたことを嬉しく思います(・∀・)

      ブンタカさんもいつもコメントをくださってとても励みになってます!
      ブログ見てくれている人がいるんだなーって思うと、やる気がでます(*’ω’*)
      毎朝、チェックしてくださってるんですね♪
      こちらこそいつもありがとうございます♡

  2. いまい より:

    初めまして。
    いつも拝見させていただいてます。
    ある時、このブログにたどり着きました。
    実は僕たち夫婦も今、世界一周中です。
    同じ時期に結婚、世界一周、同い年。
    そして今日バリ島に到着予定なんです。ある程度ルート通りに僕たちなりに世界一周をしてまして、夫婦でいつかお二人に会えたらいいねなんて話してたんです。もしタイミングが合えば、ぜひお話でも聞きたいなと思ってます。

    • yuki より:

      はじめまして♪コメントありがとうございます!!
      ブログも読ませてもらいました(*´ω`*)
      共通点いくつもあって、なんだか親近感湧いちゃいましたー!!!
      ただ私たち、もうすでにバリを出発し、フィリピンのセブ島にいるんです( ;∀;)
      この後は、7月にアメリカ、8月にヨーロッパの予定です♪
      ぜひ私たちもお会いしたいです(・∀・)髪も切ってほしいです。笑
      バリ、とってもいいところなので楽しんでくださいね(*’ω’*)