夜、ボスニアのモスタルで旦那を見失った

この世の中に、約70億人の人間がいますが、そのうちキリスト教は何人いると思いますか？

答えは22億人。この世界の3人に1人がキリスト教と考えると、多いと感じますね。

そのほかは、イスラム教が16億、無宗教が11億、ヒンドゥー教が10億、仏教が5億です。

私たちの訪れた、モスタルという町は、キリスト教と、イスラム教の人が暮らしています。

この2つの宗教の違いのために、25年くらい前までは民族対立による紛争が起きていました。

紛争が無くなった今でも、人口10万人足らずの小さな町なのに、1本の橋を隔てて、この二つの宗教は分けられて生活しています。

その二つの宗教を分けている橋は、今は観光地にもなっており、たくさんの観光客が訪れています。

つめたーい水の流れる綺麗な川と、緑に囲まれた美しいところにあります。

お土産屋さんも所狭しと並んでいて、観光客でにぎわっています。

（行ったこと無いけど）まるでトルコにいるように感じます。

でも店員さんに聞くと、これはボスニアンオリジナルのお土産品なんだそう！！

ハンドメイドのアクセサリーや小物があって、とても可愛いです♪

こんなところで、本当に数十年前まで紛争が行われていたんだろうか。と疑ってしまうほど賑やかな観光地。

でも、ところどころ、壁に銃弾の跡のようなものが残っていたり、、、

本物の銃弾を使ったお土産が売られているのを見ると、その名残を少し感じますね。

夜になると、このお土産通りは売り物のランプがライトアップされて、また素敵な雰囲気になります。

周くんがここの町を調べていた時に、【洞窟バー】という、洞窟の中でお酒が飲める場所を見つけたので、足を運んでみました。

入り口はこんな感じ。

思ったよりも開放的な洞窟バー。

ちょっとイメージと違ったけど、せっかく来たのでビールを注文します。

バーテンダーの動きが速すぎて、さすがの私のiphoneでもぶれちゃう！！！

ここはクラブで、22時くらいだし踊ってる人がたくさんいると思ったけど、全然人がいませんでした(´・ω・`)

寂しく2人で乾杯してたら、ドバイから旅行に来ているというおじさんに、話しかけられたので一緒に飲むことに。

すごく楽しそうに話してくれるんだけど、英語のクセが強すぎてよくわかんない(/_;)

それでもおじさんは楽しんでくれたようで、「君たちと出会えてハッピーだよー！！」と言いながら、香水を振りかけてくれました。

しばらくその匂いが消えることはなく、その香りがするたびに自分のツルツル頭をぺちぺちするおじさんの顔を思い出しました。

帰り道も、綺麗なランプの点灯したお土産通りを歩きました。

途中、トイレを貸してもらったカフェから出ると、外で待っていたはずの周くんの姿が見当たりません。

（あれ？先に帰っちゃった？そんなはずは。もしかして、誰かに襲われた！？）

不安になりながらあたりを見回していると、カフェのお兄さんが、「彼はあっちにいるよ！」と。

クレープ屋さんで注文してる(´ﾟдﾟ｀)

ガタイのいい男が嬉しそうにクレープ注文して、ガタイのいい男がにこにこしてクレープを作ってる、ちょっと異様な光景。

嬉しそうに夜食にクレープを食べる周くんでした。

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