イタリアから、フランスのトゥールーズにやってきました。
当初ここを観光する予定はなかったんですが、スペインまでの移動の途中にある街だったので、立ち寄ることに。
訪れるまで知らなかったんですが、ここはレンガ色の建物が多いことからバラ色の街とも呼ばれている、フランスの第5の大都会として観光客も多く訪れています。
広場では多くのイベントが開かれているようで、人々もたくさん集まってにぎやか。
せっかくなので、街の近くの路上駐車場にレンタカーを停めて、ここでバスキングをすることに。
しかし、荷物を広げた瞬間、警察官に声をかけられました。
「ここではバスキングはNGよ。」
広場だからダメだったのかなーと思って、他の場所ならいいのー?って聞いてみたけど、この街全部でやっちゃダメ!っていうようなことを言われました。
ネットで調べたときは、トゥールーズでバスキングをしている人がいるという情報があったんだけど、この日がたまたまNGだったのか、現在はダメになっちゃったのか不明ですが、できませんでした。
ということで、街歩きに変更っ!!
空はまだ明るかったけど、時刻は20時。ケーキ屋さんに入って焼きマシュマロの乘ったケーキを注文しました♪
たっぷりのふわふわのマシュマロの下には、オレンジのさっぱりしたソースが詰まっていて、とっても美味しい(゚∀゚)
ケーキ屋さんの閉店と共に外に出ると、もう真っ暗になっていてあらゆる建物がライトアップされてロマンチックな雰囲気になっていました。
ヌフ橋という観光スポットから、夜のライトアップを眺めました。
遠くの空で光る稲妻をぼけーっと見つめたり、ゆっくり流れる川を覗きながらまた釣りしたいねーなんて話しながらゆったりした時間を過ごしました。
さて、あっという間に夜も23時。車中泊をするために車へと戻りました。
道路沿いにズラーっと並んだたくさんの車の中から、私たちの車を見つけ出し近づくと…
車の後ろの窓ガラスが割れていました。
え?どうして?何かがぶつかった!?
鍵をかけたはずのドアを開けようとしてみると、
ガチャ。
普通にドアが開いてしまいました。
よく見ると、車を降りた時とは車内の様子が打って変わって、バックパックの位置が違うし、ダッシュボードも開けっ放しになっていました。
車上荒らしに遭ってしまったんだ…。
割れた窓ガラスと、車内の変わり果てた様子を見た私達は青ざめました。
少し観光に出るだけだし、街でスラれるのが怖いと思って、パスポート、カメラ、パソコンなどは車内に置いてあったんです。
急いでバックパックを開けてみると、中身はぐちゃぐちゃ。すべてのポーチのチャックや袋が開けられていました。
周くんのバックは、チャックのヒモ部分が焼き切られたようになって開けられており、中が荒らされていました。
2人で確認した結果、盗られたものは日本円13000円。
…それだけでした。
不思議なことに、座席の足元に置いてあったカメラや、パソコンは無事。
予備のお財布の日本円は盗られていたのに、一緒に入っていた1ドル札はくしゃくしゃになって財布に戻されていました。
金目のものや、現金はもっといろいろあったんだろうに、なぜそれしか持っていかなかったんだろう。
逆に、何か仕掛けられたんじゃないかと思って隅々までチェックしても、異常は無し。
不幸中の幸いと言うのか…。
現状を理解し始めた私は、自分の足がガクガク震えていたのに気づきました。
動揺と、恐怖で震えていたんだと思います。周くんが冷静でいてくれたから、私もなんとか冷静を保っていられました。
とりあえず、警察に連絡しなくては…。
SIMが無くて電話が通じないので、目の前の公園で遊んでいた少年たちに助けを求め、連絡してもらいました。
警察官は、近くの警察署まで来てくれ。と。
夜だったせいもあるのか、現場までは警察官が行くことができないということで、窓の割れた車で警察署まで向かいました。
盗られたもの、時間、状況を話し、割れた窓の写真を見せるだけで簡単にポリスレポートを書いてもらうことができました。
もっと、車の様子を見に来たりとか、現場の監視カメラを見に行くとかするのかと思っていたから、そういうのが無かったことにちょっと驚き。
警察署を出たのが深夜2時。この時間から宿を探すこともできず、仕方なく警察署の隣で車中泊をしました。
私たちが今回車を停めていたのは、車や人の通りもあり、少年が夜でも遊んでいるような公園がある道路の、路肩の駐車場でした。
細く人通りの無い暗い場所でもなかったし、他にもたくさんの車が駐車してあったから、まさか自分達がここで車上荒らしに遭うなんて思ってもみませんでした。
ただ、警察に電話してくれた少年たちに、「こういうことって、この町ではよくあるの?」って聞いてみたら、
全員に「イエス。」と声を揃えて言われました。
レンタカーは、狙われやすいんだそうです。
車のナンバーも海外のものだし、レンタカー会社の名前が書いてあるのですぐにレンタカーだということがわかります。
私たちも、車内に大きなバックパックが丸見えで置いてあったり、外から車の中にたくさん物が入っているように見える状況で離れてしまったことは反省すべき点だと思いました。
車上荒らしで狙われやすいレンタカーに乘ってることは、もう仕方ない。
これからは、たくさん物を積んでるように見えないように工夫したり、駐車する場所や時間を考えたり、残りのレンタカー生活を安全に過ごすための対策をしていきたいと思いました。
コメント
バスキングは出来ないし、車上荒らしには遭うし、大変でしたね・・・(TへT)
でも、お二人に怪我が無く、カメラやPCが無事で、なによりです。
こんな時でも、さすが周さん、頼りになりますね(^з^)-☆Chu!!
今後の旅のご無事を願ってます。
こんなことあるんだなーってビックリしました(>_<) お金だけで済んだのが、不幸中の幸いでした! どんだけ物が壊れたり盗られたりしても、自分たちだけは無事に帰国しますのでご安心を!!!
悪いことも時が経てば思い出ですよ✨
トラブルあっての旅ですよ✨
匿名さん、コメントありがとうございます!
切り替えの早い周くんは、すでに「いい土産話ができた~!」と前向きです。
いつまでもクヨクヨタイプの私は、まだ車に戻るたびに盗られてないかヒヤヒヤしてます(>_<) 旅にトラブルはつきものですねー!