喧嘩をしたことのない夫婦。旅に出たら、お互いにイラっとすることが増えた。

こんにちは！ゆきです。

 

今回の記事は、今よりも少し前のお話です。

他人同士が結婚して家族になり、夫婦が一緒に過ごしていくことで少しずつ生まれてしまうすれ違い。

仲良しのラブラブが自慢の私たちも、例外ではありませんでした。

今回は、私たちが夫婦として少し成長するきっかけとなった出来事を、周くんが記事にしてくれました！！

 

 

こんにちは！周です！

今日のブログは僕が書きます！

 

 

フランスからベルギーに行くまでに僕ら、というかゆきにはミッションがありました。

 

それは···【エスカルゴを食べること】です。
ゆきはエキゾチックフードが好きです。
タイでもイモムシを喜んで食べたり、鼻の中に入れたり、
フィリピンではバロット（孵化する直前の卵）が好きすぎて「産みたい」とか言ってました。

 

 

····嘘です。

ですが、エスカルゴは日本にいた時から好きなようです。

サイゼリアで良く注文してました。

 

本場のカタツム、、、エスカルゴを食べるのがフランス最後のミッションです。
ベルギーとの国境近くでポツンとあったレストラン。そこで発見しました！！ﾗｯｷ～！

店内には3組ほどのお客。

メニューはフランス語でわからないけれど「エスカルゴ」だけはバッチリ注文しました。

数分後に目の前に現れた時は二人とも感動！

 

 

時間は21時。

お腹もペコペコ！！

匂い良し！！

サイゼリアと一緒！

YES！想像通り！！

目の前には待ちに待った、探しに探した「エスカルゴ！！」

 

「いただきまーーーーーーーーーすすす！！！」
((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ

 

エスカルゴを食べた後は、その穴にフランスパンをぶっ込み、ガーリックの匂いがプンプンのオリーブオイルで締めるんだーーい♪
という妄想を繰り広げてたその時、事件は起きました！！

 

ゆき「机の上の携帯危ないからしまって。」

 

その一言に僕の頭の中で「ップチン」という音がしました。（別に頭からプリンは出てこないですよ）

 

ゆきはスロバキアでの携帯盗難の経験（僕の）があるので、いつでも気にしてくれてます。だから人混みの中や観光地でいつも声をかけてくれます。

僕は自分のを盗られてるのでもちろん気にしてますが、僕の場合は場所や人の多さ、雰囲気等で警戒レベルを変化させています。

特に話かけられたりしたときなど第三者が絡みだしたら警戒心はハネ上がります。これはいわゆる感覚です。

 

カッコよく言ってますが、普通のことですよね（笑）

この感覚が甘かったせいで空港で盗られたのですが。。。（笑）許ｾﾝ！！携帯返せ！

 

ゆきはいつも気にしてくれているので、僕がウッカリしてる時はとても助かります。

ただその気になる回数の多さや「え？こんな場所でも！？気にしすぎじゃない？神経質だなぁ」と思うことが僕の中ではありました。

 

でも実際に盗られてるのは僕なので何も言えません。リスクヘッジと言われればまさしくその通りなのです。

 

ですが、この時はベルギーとの国境付近、周りは畑だらけ。

周りの席とは遠く、地元のオジサン達はフランスらしくワインを片手に思い思いの時間を過ごしてるように見えました。

僕の警戒心はかなり低めです。

 

そんな時あの一言が飛び込んできました。

 

「机の上の携帯危ないからしまって。」

 

「え？今？なんで今そんなこと言うの？せっかく美味しいもの食べようとしてた矢先にさ！少しは状況考えてくれよ？」

 

「食べる時こそ集中がそれるじゃん」

 

「それなら一口食べた後でもいいよね？てか店に入った時とか席に着いた時とかいくらでもあったのに、なんで今？せっかく待ちに待ったご飯なのに気分悪く食べたくないんだけど」
「それを注意されて気分害すると思わなかったし
（てか、、、私は次盗まれないように心配して言ってあげてるのに！！）」

 

携帯を盗られた人間（僕。。。）としては毎度毎度あまりに突付かれるのは気持ちよくないことでした。

 

「子供に勉強しろ、勉強しろ、宿題終わったの？いつやるの？って聴いてるようなもんだよ？そんなことをゆきは言われたいの？それにその偉そうな言い方が気になる！！」ｲﾗｲﾗ

 

でも気を取り直し一口。
「うまーい！（心が行方不明であんま味しない）ゆきも食べな！こうしてパンを漬けるともっと美味しいよ！。。。。。あっ！。。。。」

パンを落としてしまいました。

 

するとゆきが呆れた顔で鼻笑い。

「なにやってんの？ッフ」みたいな顔。

その様子にカチーーーン！！！
「なにその笑い方」

「え？は？なに？」

 

ゆきは「もぉーー！何してるの（笑）」
っていうやれやれ〜みたいなニュアンスで言ったつもりだったみたいだけれど、さっきの事もありすれ違う。

【坊主憎けりゃ袈裟まで憎い】

ことわざって凄いです！

まさしくこれです。

 

その後は【家族ミーティング】の始まりです。僕らの喧嘩は罵り合い、言い合いの喧嘩ではないです。

何が悪かったのか、どこをどう思ったのか、今思うことは何なのか、という価値観共有であり話合いです。

 

僕が未年なので温厚なのです。（笑）
ちなみにゆきは申年です。（だからいつもキーキーしてるのかっ！！）

 

今回は、
しゅう
【指示、命令されるとイラッとしてしまうところがあり、簡単にイライラすることを改善していく】
→受け流せる、受け入れる大きな心を持つ

ゆき
【自分が正しいと思うとそれを押し付けるクセがあり、同時に偉そうにしてしまう所を改善する】
→過去にお父さんにも「ゆきちゃんは自分が偉そうな言い方するよ」と同じような事を言われたみたいです。

 

また共通していえることは【相手を自分の型にハメないこと、自分の価値観を押し付けないこと】

僕らはこの半年間毎日、24時間ほぼ一緒にいます。

すると「相手はこれをやって当然だ」「言わなくてもわかるだろう」とある種の期待をします。

しかも「自分にとって都合の良いフィルター」を通して。

【親しき仲にも礼儀あり】

とこれまたピッタリなことわざがあります。

 

僕らは夫婦間でも守る必要があると思います。

 

このことわざを見ると

「家族でも！？なんか寂しく聞こえない？」と思いますが、僕の解釈はこうです。

【一人の人間として尊敬すること】

です。

 

このことをキッカケにまた夫婦の絆は深まりました。

僕らの旅の目的は【夫婦の絆を強くすること】です。

この旅中に困難苦難があることはある程度予想してました。

それを二人で乗り越えること。

それが今後の二人の人生において欠かせない宝になります。

 

僕らの性格は真逆です。それはお互いの苦手な分野を補う為にあります。

決して互いの長所を消す為にあるのではないのです。

 

僕らの旅にはまだまだたくさんの危機があるでしょう。

アフリカ、南米、インド。。。

ここからが本番です！！
最後に···

エスカルゴはサイゼリアの方が美味しいです（笑）

【おしまい】
フェイスブックページは僕の担当です。是非そちらも見てくださいね！

 

 

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