48時間の船移動を終えてたどり着いたホテルが…(泣)

48時間という長い船旅を終え、トルクメニスタンからアゼルバイジャンに到着した私たち。

真夜中の2時半に船を下ろされ、入国審査を終えて港の外に出たのは朝の4時でした。

この時の私たちは、宿も決めてないし、地図もダウンロードしてないし、アゼルバイジャンのお金もない。

トルクメニスタンから1週間ずっとWifiが無く、ネットにつなげなかったためアゼルバイジャンの情報も皆無。

どこか、ネットが繋がるところを探さなくては…。

港の入り口にいた警備員に、

「マクドナルドとか、夜もやってるWifiがつながるお店知らない?」

と尋ねると、

「そこの公園にWifi飛んでるよ!」と。

公園にあるなんて、さすが都会!!!助かった!!
夜でもビルが明るく光っているほど、都会のバクー。

ひゃっほぉ~♪一週間ぶりのネット~(/・ω・)/

・・・と飛びついたのはいいんだけど、それを使うにはSMSが必要でした(-_-)

アゼルバイジャンの携帯電話番号が無いと、Wifiをゲットできないんです。

今到着したばかりの私たちがアゼルバイジャンの番号を持っているわけもなく。。。

警備員さんの携帯を借りて、SMS番号を入力させてもらい、とりあえず周くんの携帯だけネットにつなぐことに成功。

「やったぁ~♪ネット繋がった~!!おぉ!!LINEめっちゃ来てる!」

「わかったから、とりあえず宿探してくれる(-“-)」

1人だけネットの世界に繋がった周くんと、未だネットから切り離されたままの私とですんごい温度差。

ここで24時間フロント受付の宿を予約し、タクシーに乗って向かうことにしました。

朝の6時。宿に到着しましたが、フロントには誰もおらず。

とりあえずソファーに座って、宿のWifiをつなげることにしました♪

「ついに私も、1週間ぶりにネットの世界に帰れるのね(´▽`*)」

しかし、パスワードを入力しても一向に繋がらない。

周くんも、早くLINEの返事をしたいのに繋がりません。

夜中に船を降りて、一睡もせずに朝を迎えた私たちは疲労度マックス!!!

いつのまにかソファーの上でウトウト・・・。

9時になってフロントのスタッフがやってきました。

「あのー、Wifiが繋がらないんだけど…。」

「今故障してるみたいで。オーナーに電話するね。」

フロントスタッフは英語が通じなかったので、英語の話せるオーナーに電話をつないでくれました。

「俺たち、Wifiが必要だから、もし使えないなら他のホテルに行きたい。」

「あと1時間くらいで直るよ。」

「そうなんだ、それなら疲れてるし休んで待ってるね。」

その言葉を信じ、予約した部屋で休むことにしました。

それがトラブルの始まりとは知らずに…。

あっという間に眠りについた私たちが、次に目を覚ましたのは昼の12時。

さて、ネットで調べ物をしようかなーとWifiに繋げようとするも、まだ繋がらない。

フロントに相談してみると、

「今日は直らないって言ってたわ。明日になると思う。」との返事。

あ、、、明日ですかぁあああ!?( ゚Д゚)

普段なら1日くらい使えなくてもどうってことないけど、今はちょっと状況が違う。

1週間ネットが使えなくて、長い移動で疲れていたから、どうしても宿でネットを繋げて、情報収集や、次の旅の準備をしたかったんです。

宿のオーナーにまた電話をつないでもらいました。

「今日中にWifiが直らないなら、この宿をキャンセルしたいんだけど。」

「明日には直る。」

「僕達、今日ネットが必要なんだよ。キャンセルしてもらいたい。」

「今日は俺、休日なんだよ。だからWifiは明日なんだ。」

なぜ、休日なのに1時間で直ると最初に言ったのか…少し不信感が芽生えました。

「明日直るかの保証もないから、今日はこの宿をキャンセルさせてほしい。」

「それなら1泊分の宿代を払ってくれ。」

「どうして?僕たちはネットでWifiがあると書いてあったから予約した。でも実際には使えなかった。
それに、1時間で直ると言うから部屋で休んだけど、実際は直っていない。それは僕たちの問題ではなく、あなたの問題だよね?」

「でも君たちはチェックインをしたから、1泊分払ってチェックアウトする必要がある。」

そう言って、電話は切られてしまいました。

なんだか、めんどくさいことになった…。

もう、我慢してとりあえず1泊だけする?

どうしても嫌なら、もうお金払っちゃって出てくことにする?

トラブルが苦手な私は、こうやってすぐに逃げる道を考えてしまうのですが、

周くんは私とは正反対、こういうことに納得できないタイプ。

「絶対納得できない。お金は払わない!!!!だって問題を起こしてるのは俺らじゃないんだから。」

闘志を燃やして興奮し始めてしまいました。

こうなったらもう私も止められない。見守ることしかできないです。

再度オーナーに電話し、キャンセルできるように頼みます。

「俺たちはそもそもチェックインもしてないんだよ、確かに部屋で休んだけど、3時間だけだよ?
そもそも君がWiFi直ると言ったから部屋にいたんじゃないか。1泊分の宿代なんて払えない。」

「警察呼ぶぞ。」

「じゃあ警察呼んで間に入ってもらおう。宿泊条件が違うのはそっちでしょ?」

「・・・。じゃあ今から業者呼んでWifi直すから!」

「もうそれはいいよ。とりあえずキャンセルさせて。」

このやりとり、すべて英語でやってるんです。しかも電話で。

周くんの英語力もずいぶん上がりました。

ちなみにフロントの人は、雇われのハウスキーパーさん。

彼女は何も関係ないのに、巻き込んでしまって申し訳ない。

結局、オーナーには電話を切られてしまったので、ハウスキーパーさんに説明して、彼女にベッドメイキング代だけを払って宿を出ました。

「なんだかさっきはごめんね。熱くなっちゃって。」

「いいよ、周がこういうことに納得できなくて熱くなるのは、旅に出てわかったから。」

後日、宿の予約サイトを通じて、きちんとキャンセルがされていました。

その後は、また宿を探し直してやっと休息タイム♡

「さーて、1週間ぶりのWifiだーい♪」

周くんはネットに繋いだ瞬間、LINEの通知が27件も来てた。

さすがに7日あったら連絡溜まっちゃってるよねー!

ピコンピコン…。

私のLINEの通知、、、3件でした。少なっ!!

そのうち2件が公式。

別に泣いてなんかいません。

(´;ω;`)

1件は、旅仲間のテツ&ハナから来てたメッセージ。

幸せです。



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コメント

  1. ブンタカ より:

    宿も色々トラブルが有りますねぇ~...お疲れ様です。
    そして今ではネットが無ければ生きていけない体になったのねぇ~?(笑)
    さあ、アゼルバイジャンはどんな国かなぁ~? o(^v^)oワクワク♪

    • yuki より:

      いつもなら良かったんですが、さすがに7日もネットから離れてるとネットが恋しくてたまりませんでした♡笑
      宿は本当は評価が高くていいところだと思うんですが、たまたまタイミングが悪かったですね(>_<)