唇にお皿が!自然から生まれて、自然に還っていくムルシ族【エチオピア】

エチオピアの南部、ジンカの街に来た理由は、少数民族に会うため。

唇にお皿をはめている民族とか、テレビで見たことはありませんか?

お皿を唇にはめているのは、ムルシ族と言って、このジンカの街から会いに行くことができるんだそう。

ただ、厄介なのが民族の村を巡るツアーはかなりぼったくりや騙しが多く、

今までに民族ツアーに行った旅仲間たちも、かなり疲弊している様子でした。

最初に交渉した値段と全然違う値段を請求してきたリ、

ツアーが始まってから事あるごとに追加料金を請求されたり、

車で連れて行ってもらっても帰りに置いて行かれたり、

嫌な噂はとてもたくさん聞きました(´Д`)

私たちが、空港からジンカの宿に到着した時、ちょうど宿に民族ツアーのガイドがいました。

どちらにせよ、ガイドを探さなくてはならないから、信用できるかわからないけど、その人に話を聴いてみることに。

彼の名前はソロモン。

民族巡りのツアーは、ムルシ族の村だけではなく、

他の種類の民族の村に行ったり、マーケットに行ったり、

宿泊しながら何日もめぐるツアーもあるよう。

ただ、民族巡りはかなり疲弊すると聞いていた私たちは、一番会いたかったムルシ族の村にだけ連れて行ってもらいたいと、ソロモンに伝えました。

すると、私たちの希望を聞きながら、一つずつ、何にどのくらいのお金がかかるのかを、紙に書き出してくれて。

・ムルシ族の入村料:200ブル/1人
・Margo公園入場料:270ブル/1人

・セキュリティ:110ブル
・ガイド:400ブル
・駐車場:60ブル

・車代、ガソリン、ドライバー、税込:180ドル

少しおまけしてもらって、全部で200ドル/2人にしてもらいました。

これらのお金以上は、請求しないこと、彼の所属する会社名、そしてサインも記載してくれました。

ここまでしてくれて、疑うこともできなかった私たちは、ここに書いてある値段が正規なのかわからないけど、

これ以上請求されないのなら、後でトラブルにもなりにくいだろうし…と考えて、彼にツアーをお願いすることにしました。

人数が増えれば、車やガソリン代を割れるので、もう少し安くできるんだろうけど。。。

ツアーを頼んだ次の日、8時に宿へ車がやってきました。

ドライバー兼ガイドのアリが、今日は私たちをムルシ族の元へと案内してくれるよう。

宿を出発すると、車はどんどん山道へと入っていき、川を渡ることも。笑

朝ご飯をまだ食べていなかった私たちは、アリに、

「途中でフルーツか何か、買えるものがあったら寄ってほしいんだけど…。」

と頼むと、

「途中でバナナを売ってるからそこに寄ろう!」と提案してくれました。

こんなところにお店なんてあるのかな・・・?

という山奥でしたが、途中でかご一杯にバナナを持った売り子さんが。

私たちが買うと、ぼったくられるから、と、アリが私たちの代わりにバナナを買ってきてくれました。

こんなにたくさんのバナナが、10ブル。(約40円。)

いつも食べているバナナよりも短いこれは、エチオピアンバナナ。

ねっとりもっちりしていて、噛み応えがあって美味しい!!!

バナナをもぐもぐしてたら、あっという間に2時間くらいでムルシ族の村へ到着。

こんな山奥に、民族とは言えど人が住んでるなんて!!!

車を降りると、ガイドのアリに、ムルシ族が携帯を充電させてくれー!!とせがんでいました。

携帯持ってるんかいっ!!!って思ったけど、電気は通っていないんだなー。

ムルシ族の家は、自然のものから自分たちで作ったんだなーと思うくらい手作り感が満載だけど、出入り口が小さくて入るのがとても大変。

出入口が小さい理由は、ライオンが家の中に入ってくるのを防ぐためらしい。

よく考えられてるなーって思うけど、、、

え?この辺ライオン出るの?私ここにいて平気?

すごいところに住んでるんだなーって、集落を見て回ってると、

ちょいちょい、と私の腕を引っ張る手が。

「5ブル。5ブル。」

お皿を口にはめて、アクセサリーを身にまとったムルシ族が、写真を撮って!!!と声をかけてきました。

実は、ムルシ族の村で民族の写真を撮るときには、1人写真撮るごとに5ブル必要なんです。

観光客が来るようになったムルシ族の村では、写真を撮ってもらう5ブルも、大切な収入源。

ややこしくならないように、今回は周くんだけがカメラマンをすることにしました。

様々な大きさのお皿を、びろーーーんと伸びた唇にはめるムルシ族。

すごい!!!テレビで見たことある!本物のムルシ族だ!!!

はい、チーズ。

この1枚には5人入ってるから、5ブルずつで計25ブル・・・と。

カメラを構えると、どうにかして写ろうと入ってくる人もいたり、

子供を抱っこして計10ブルもらおうとしてるママもいる。

「私はカメラを持ってないんだよー!」って言ってるのに、

私の両サイドでは、「5ブル」を連呼するムルシ族が、濡れた手でガッチリ私の腕をつかんで離さない。

彼らは、豆のようなものを粉にして、練って食べたり、

牛の血を飲んだりしているんだって。

ムルシ族の村には子供がたっくさんいて、どこが家族か分からないくらいにみんな仲良しでした。

きっとご近所さん同士で和気あいあいと子育てして、

赤ちゃんが生まれたら母だけじゃなくてみんなで乳くれて、家族一緒に暮らしているんだろうな。

設計士や大工さんはいないから自分たちで家を作り、カフェもレストランも無いから、自分たちでご飯を作って生活をする。

病院も無いから、出産のときは茂みの中で赤ちゃんを産み、

葬儀屋も火葬場も無いから、死んだら土の中にそのまま埋める。

彼らは、自然の中から生まれて、自然と共に生き、また自然に還っていく。

便利な文明に溢れた場所で生きてきた私には、想像できない生活だけど、そんな暮らし方に憧れたりもする。

アフリカに来て、ナミビアのヒンバ族、ケニアのマサイ族、エチオピアのムルシ族と、いろんな少数民族を見てきたけど、

どの民族もとても美しくて、自然の中で生き生きとしていた。

便利な世の中を知ってしまっているから、今から民族と同じ生活をしようと思っても、

オシャレなカフェに行ったり、美味しい海鮮とか食べたくなっちゃうから無理だけど、

生まれ変わったらどこかの民族になりたいなーなんて、ちょっと思いました。

・・・現代社会に疲れちゃったのかな?笑

ツアー中、ガイドのアリはすごく親切にしてくれて、変にお金を請求することもなかったし、

私たちのペースに合わせて案内して、楽しませてくれました。

エチオピア民族ツアー、ソロモンとアリにお願いしてよかったです!

明日は、エチオピアの民族が集まる、マーケットへと足を運びます!

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コメント

  1. ブンタカ より:

    ソロモンさんとアリさんのツアー、余分にお金を請求される事無く、無事ムシル族と会えて良かったですねぇ~♪
    きっとお二人が美男美女のカップルだから、親切にしてくれたんですねぇ~!!
    でも今回は、ボケと下ネタが無かったなぁ~(笑)←そういうブログじゃないって?

    • yuki より:

      美男美女、ええ、福山雅治と、石原さとみ夫婦ですから♡・・・あれ?
      ボケと下ネタをこのブログに期待してくださってるんですね!!(゚∀゚)
      毎日ネタがあればいいのになー。笑