今日は、ダンブッラからシーギリヤロックへ向かいます。
シーギリヤロックは、自然の中に突如現れる大きな岩で、なんとてっぺんまで上ることができます!
混雑するのと、暑さのため、朝一で行くといいという情報を宿のおっちゃんから聞きました♪
日中のあの暑さの中、岩を上るのはごめんなので、早起きして6時45分に宿の前でバスに乗ってシーギリヤへ向かいました!
バスを降りると、目の前にはシーギリヤの岩がドーーーンとそびえ立ってます。
あの高さ…、本当にてっぺんまでのぼることできるの!?
野生の牛を横目に見ながら、約20分くらい歩くとチケット売り場があります。
途中、野生のトカゲも見つけました。ペットショップでしか見たこと無いサイズです!!
いきなり遭遇するとびっくりする(´Д`)
チケット売り場周辺は、8時くらいなのにもう観光客がちらほら来ています。
入場料は4620ルピー。約3200円。
入場したら、いよいよ地獄の階段のぼりです。入場すると、水とかあまり売ってないので前もって買っておきます。
近くで見ると、ゴツゴツした岩の絶壁!
階段が整備されているので上っていきます。
それにしても急階段で、すぐに息があがっちゃう。。。
だってあんなに大きな岩なんだもんねぇ、ゴールは遠いはず。
結構上ったところで、ワンちゃんに遭遇。子育てしてました!よくこんな岩しかないところで生活してるね、強い犬だよあんたは。
30分以上かけて上り続けたところで、途中のあの有名な場所にたどり着きます。
これ、すごくワイルドじゃないですか!?
ライオンの足なんだそう。本当は、昔はライオンの顔もあったと言われていて、階段を上って大きな口の中に入っていくことができたんだそう。でも残念ながらもう残ってません( ;∀;)
この大きなシーギリヤロックは、自然のただの大きな岩ってだけじゃない、人の手が入ってライオンが造られている理由がある。。。
それは約1400年ほどのむかーしむかしのお話です。
スリランカにカーシャパという名の王子がいました。彼のお父さんは国を治める王。
カーシャパ王子は、僕が国のトップ、王様になるんだ!!ってワガママ言って、王である父を殺してしまいました。
王子には弟がいましたが、その弟の逆襲を恐れたのと、父を殺した罪悪感で、高い岩山のシーギリヤのてっぺんに宮殿をうつしました。
そんな宮殿の跡が、今上っているシーギリヤロックの頂上に残っているのだ(・∀・)
簡単に言うと、こんなお話。
父親を殺してしまった冷酷で、自分勝手なカーシャパ王子、あんたが11年間逃げて過ごした宮殿とやらを見せてもらうよ!!
それはそうと、、、カーシャパ王子、、
どうしてこんな高いところまで逃げたのよ!!
高すぎて怖くて下が見れないわい!!泣
ここを上りきると…
絶景!!
すんごい高いところに来ちゃった。
風の音、虫の声、鳥の鳴き声、そのくらいしか音が無い。
簡単には下に降りられないし、家来がいたとしてもここにずっと住むことを考えたら、孤独を感じる。
これは、飲み水でも貯めてたのかなー?水道なんてひいてこれないしね。
と思ったら、これ実はカーシャパ王子のプールらしい。
ここに入るの!?水死んでるやん!!!(´゚д゚`)
そしてこんなてっぺんにも、ワンちゃんはいた。
あんたもここまで上ってきたの!?もしかして王子が飼ってたペットの子孫だったりするのかな!?
そんなに見つめても周くんからお菓子は出てこないよ。
カーシャパ王子は、結局弟が攻め込んできたから、自殺してしまったんだって。
なんだかすごく悲しい言い伝えがここには残っているんだね。
上ってみて思ったけど、私は絶対にここには住みたくないです(´・ω・`)
記念撮影くらいがちょうどいい♪
11時くらいには降りてきたけど、その時間にはすでに上り方面は観光客でいっぱいでした!
ここは朝早く来るべき!!
あと、ちょっと悲しいことがあったんだけどね、
シーギリヤロックを降りてる途中で、中国人観光客が逆走して階段を登ってきました。
近くにいた現地のガイドさんが、
こっちは降りる人専用だから、あっちから行きなさい!!って注意したんだけど、
全然聞く耳持たなくて、お前は誰だよ!?なんて文句言っちゃって。
結局ガイドさんが諦めて、中国人観光客はそのまま逆走して登って行っちゃった。
こういう光景を目の当たりにすると、中国人がみんなそういう人たちじゃないとは思うし、勝手な人は一部なのかもしれないけど、
どうしても「中国人って…(-_-)」って悪い印象を持ってしまうんだよね。
実際にシーギリヤに上ってきたからわかるけど、狭い階段や、急な階段もあるから、逆走してくる人がいたら危ないと思う。
ルールがあるのも、ガイドが注意するのも、ちゃんと理由がある。
自分たちは、この国に観光に来て、お邪魔している身なんだから、自分勝手な行動はしないで
その国の、その場所のルールを守るべきだよって思った。
現地のガイドさんも悲しい顔をしてたし、その中国人は自分の国のイメージを悪くする行動をしちゃってもったいないことしてるなって思った。
私たちも、自分の育った価値観で海外で過ごしてしまいがちだけど、ちゃんと行く国々で失礼のないように調べることも大事だなーって改めて感じた出来事でした。