インドのバラナシで日本の家族を想う

ムンバイ空港からバラナシへ移動し、今日から数日バラナシに滞在です。

空港から一歩外に出ると、ムンムンとする暑さが!

それと同時に、

「タクシータクシー!!!!」

「ジャパン!!タクシーヤスイ!!!」

あっという間にインド人に囲まれます。

ああ、懐かしいこの感じ・・・。春にアジアを旅した時も、こんなふうにモテモテだった。

空港では、ぼったくられるんだろうなーって思ってたから、ちょっと離れようとしたんだけど、

料金表がポスターで設置してあるタクシー会社があって。

ここなら料金決まってるから、騙されることないかもって思って見てみると、私たちの目的地までは750ルピー(約1275円)。

「ドコイク!?ヤスイヨ!!」

「ここなんだけど、、、500じゃダメ?」

「750だね!!これヤスイヨ!」

「それなら他探すからいいよ~」

「ワカッタ!!500でいいよ!!」

いいんかいっ!!

料金表関係なくなっちゃってるよ!

500ルピー(約850円)まで値下げでき、

それならー、と、私たちはそこのタクシー会社にお願いすることに。

「タクシーは、あと2ミニッツで来るよ!」

そっか、2分で来てくれるのね、暑いけど少し待とう。

10分後。まだタクシーは来ません。

「ねえ、あとどのくらい?」

「2ミニッツだね!」

10分後。

「タクシーいつ来るの?」

「もう少し!2ミニッツ!」

インドタイムどうなってんの!!( ;∀;)

周「よく聞いて。俺たち急いでるの。あと5分で来なかったらタクシーはキャンセルするからね。」

と、周くんが時間制限を設けると、すぐにドライバーさんがやってきました。

ドライバーさんいるんかーーーいっ!!笑

ヨーロッパでは体験しなかった、値下げ交渉とか、時間がルーズなこととか、ちょっと楽しい。

いよいよインドにやってきたんだなーと噛みしめながらタクシーを降りると、

走って駆け寄ってくる子供がいました。

子供たちは、両手を差し出して、「お金、お金」と。

つぶらな瞳を見てしまうと心が持ってかれそうになるから、目を見ないようにしてその場を去ります。

この旅中、何度も子供から大人まで、物乞いにお金を求められたことがあります。

最初は、私が少しでも彼らの助けになるのなら・・・とお金を渡したい気持ちでいました。

でも渡したことはありません。

「物乞いをして稼ぐ」ことが、マイナスになることがあります。

普通に働くよりも物乞いのほうが稼げると、親は子供に勉強をさせず、物乞いをして稼がせようとするんだそう。

もし私がお金を渡したら、物乞いが稼げるようになって、子供たちが勉強をする環境を奪ってしまうことにつながるかもしれない。

国によっても状況は違うだろうし、本当に貧しくて困ってる人もいるかもしれません。

でも、状況を深く知らない私がお金を渡して、それがマイナスに働くことがあったら悲しいです。

考え方は人それぞれだけど、物乞いの人に会うたびにいつもこの問題は頭を悩ませますね。

無言で物乞いの子供たちの目の前を去ると、次はインド人たちに囲まれます。

「ジャパン!オミヤゲあるよ!」

「ホテルあるよ!!」

ほんと、賑やかです(・∀・)

そして他の国とは違う、インドの特徴。道端にたくさんの野良牛がいるということ。

インドでは牛は神様のような存在のようで、殺してはいけません。牛肉もありません。焼き肉ぅ~( ;∀;)

細い路地に入っても、牛がいます。

野良牛がいるということは、その牛たちのう〇こも大量に落ちています。

牛のう〇こです。見たことありますか?

犬のソレとは全然違って、ゆるっゆるで、たっぷりです(-_-)

これを間違って踏んでしまうと、とーーってもスベッて大変なので注意です!!

え?なんで知ってるかって?

もう踏んじゃったからだよぉおおおおお( ゚Д゚)!!!!!泣

早速インドの洗礼を受けながら、今回の宿、サンタナバラナシに到着しました。

初めての日本人宿です。(エアコン付きのデラックスルームです。やっふぅ。小声)

インドに着いたこの日、日本では周くんのおばあちゃんの80歳の生誕祭が親戚一同で行われていました。

こんなにおめでたい日に、おばあちゃんと過ごせないことが残念です。

空港でタクシーに乗るときに、急いでいると言ったのは、おばあちゃんの生誕祭に間に合うように電話したかったから。

wifiの調子も良く、テレビ電話でおばあちゃんと、家族みんなの顔を見ることができました。

結婚する前から、周くんの両親や兄弟だけでなく、おばあちゃんや周くんの親戚みんなが、

いいお嫁さんが来たねー!って

笑顔で私を迎え入れてくれて、ほんっとうに親戚中が仲が良くて、暖かくて、居心地がいいんです。

テレビ電話の中に出てくるみんなの顔を見てると、今すぐにでも日本に帰りたくなる。

そんな風に思えるほど、私の家族と同じくらい、周くんの家族が大好き!!

テレビ電話を終えた後、とある動画が送られてきました。

生誕祭で、私たちがおばあちゃんへ書いた手紙を読み上げたときの動画でした。

おばあちゃんが優しそうな顔で、うんうん、ってうなづいて感動してくれてるのが嬉しくて。

そして、周くんのお父さんが大号泣。

なんだこの動画。

泣かせる気かーーーーっ!!!!!!

この動画を見てる間だけは、日本に帰ったような気持ちになれるんです。

あったかい家族がすぐそこにいて、一緒にみんなとごはん食べてるような気持ちになれるんです。

もう、何回その動画を見たことか。

ふと、顔を見上げると、牛とハエとう〇こ。

ここはインドだった。。。と我に返ります。

そんなふうに日本が恋しいのなら、もう日本に帰ればいいじゃん。って思われるかもしれません。

しようと思えば、日本に一時帰国して、家族に会って元気もらって、また旅の再会もできます。

でも、それはなんか違うんです。

途中で日本に帰ることは、私が拒んでいます。

私、今まで一度も親元を離れたことがなくて。

小さいころから人見知りで、ずーーーーっと両親にくっついて成長してきました。

公園に行ってもお母さんから離れられなくて遊べない。

知らない人に話しかけられると泣く。

そんな子供時代でした。

学生時代も社会人になってからも、ずっと実家暮らし。

修学旅行の数日くらいしか、親から離れたことありませんでした。

そんな私が周くんの一言をきっかけに世界に飛び出して、両親も内心ビックリしてると思います。

自分たちの決めた期間、親から離れて、世界中でいろんな経験を積むことが、私にとっては大きな成長と自立になるような気がします。

私たちの旅は、期限が決まっているから延長はありません。

終わりが決まっているから、この寂しさに耐えられてるんだと思います。

日本を出発するときは思わなかったけど、途中で帰国したら、常に張ってる気持ちがプツンと切れてしまうんじゃないかと思うようになりました。

世界で特別なことを成し遂げるとか、何かすごいことをするとかじゃなくて、

1年間親から離れて生活する、ただそれだけが私の試練なのかもしれないです。

でないと、いつまでも親に甘えて、言いたいこと言ってるだけの自分から変われない気がします。

あと半年。何かつかめるかな?

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コメント

  1. ブンタカ より:

    えんがちょぉ~っ!(笑)
    早速インドの洗礼を受けたのね?(インド時間・ウザイ客引き・物乞い・うんちw)
    周さんのご家族、と~っても良い人達ですねぇ~♪
    これからも色んな幸せな出会いを求めて、楽しく旅をしてくださいね♪

    • yuki より:

      インドってこんなにも刺激的な場所なんだーって驚きました!
      客引きや、屋台がある感じが、旅に出たばかりのタイや、スリランカ、インドネシアの雰囲気に近くて嬉しいです!
      でもやっぱり時々ホームシックになっちゃうんですよね(:_;)

  2. インドだ〜!!!
    羨ましいよ〜!!

    • yuki より:

      のりさんだ♪
      インドめっちゃ楽しいんだけどどうしよっ!!笑
      ご飯も美味しいし、人も面白いしっ♪