寝台列車でブチギレ警察官

最近、1月から南米に向かうにあたり、そろそろ英語だけじゃなくてスペイン語の勉強もはじめようかな、と思い、数字などの初級から少しずつ勉強をしていくことにしました。

 

早速周くんは、日本語学校の子供たちが日本語で体のパーツを言えるように練習していたのを参考に、ノートに人間の絵を書いて、体の名称を記入し始めました。

 

これが英語バージョンで、、、

 

 

こっちがスペイン語バージョンです。

 

 

 

これ見てはじめて知りました。

周くんは、絵心無い芸人だということに。

 

ところで、体のパーツのスペイン語を勉強するのはいいけど、、、

 

旅人の私たちは、これ、いつ使うんだろう？

 

あいさつや、「いくらですか？」「行き方は？」等の質問のほうが重要じゃないのかな？

 

ゆき「喉って単語覚えて、いつ実践するの？」

 

周「喉がいた～い、とか。」

 

ゆき「肘は？」

 

周「肘がいた～い、かゆ～い、とか。」

 

肘が痛いとかかゆいとか伝えるの、そんなに重要！？(;・∀・)笑

 

でも、周くんが隣で、「髪！！！頭！！！肩！！！」って言いながら一生懸命勉強してるのを止めるわけにもいかないし。

 

南米でそれが役立つ時が来たら、周くんに感謝するかもしれません。

 

私はとりあえず、Peneだけ覚えました。

 

 

 

さて、トルクメニスタンビザを無事にゲットした私たちは、陸路でトルクメニスタンへと向かいます。

 

ウズベキスタンのタシケントという街から、寝台列車でトルクメニスタン国境近くのウルゲンチへ。

 

18時、ウズベキスタンでは初めての寝台列車です。1人160000ソム。

 

中はそこそこ綺麗で、ベッドにはシーツも配られます。

 

私たちは上の段で、下には男性2人組が座っていました。

 

すると、下にいた男性が、「紅茶と、緑茶、どっちがいい？」と、私たちにお茶をごちそうしてくれました(*´ω`*)

 

まだ出会ったばかりなのに！！

 

頂いたあったかーいお茶をズズズッとすすりながら、ベッドでゆったり。

 

 

 

こうやって親切心を与えてもらえると、とっても暖かい気持ちになります。

海外を旅行していると、ちょっとしたことで困ることが多いんです。

バスや電車の乗り方、チケットの買い方、ご飯の食べ方、ほんの少しずつ国によっても違うから、毎回悩みます。

そんな時に、現地の人に教えてもらったり、助けてもらったりして、いろいろ与えてもらっています。

現地の人だけでなく、旅中に出会う人日本人からも、やっぱり人生経験値豊富さの違いからなのか、与えてもらうことのほうが多い。

周くんのお尻にくっついて旅してる私は今、誰に何を与えられているんだろうか…。

 

数えきれないくらいたくさんの人に助けてもらって、損得考えずに、今相手に自分がしてあげられることを自然にできるような、与える心を大事にしたいと思うようになりました。

 

 

そういえば、周くんの実家に遊びに行くと、いつも美味しいものをどうぞってしてくれて、

帰る時にはお野菜とか、お菓子とかを持たせてくれて、

お腹を空かしたまま周くんの家を出たことなんて一度もないくらい、いろんなものを与えてくれるし、

それは私だけじゃなく、他に訪問してきた人みんなにそれをしてる。

 

そういう心を持ってる家族だから、すごく明るい家だし、訪問者が途絶えないし、居心地が良くて安心する。

 

じゃあ、私の両親は？って考えたら、

 

今まで一番私にいろんなものを与えてくれたのは、自分の親なんじゃないかってね。

 

ご飯作ってくれて当たり前、自分の部屋があって当たり前なんかじゃないんだよね。

 

生まれてからずーーーっと数えきれないくらいいろんなものを与えてくれたから、私は幸せに生きてられるんだよね。

 

 

今まで意識することが無かったけど、与える心って、すごく大事なんだな。

 

 

もらった1杯のお茶を飲みながら、意識しなくても自然と人にいろんなことを与えられるようになりたいと感じたのでした。

 

 

 

そんな考え事をグルグルしていても、時間は全然経たないもの。

 

Wifiもない、電車の中ではすることが無くて暇。

 

 

あまり早く寝ても面白くないので、興味本位でレストラン車両に行ってみました。

すると、数人のおじさん達がつまみを片手にお酒を飲んでいます。

 

「おおお！！！ジャパニーズ！！！こっちで一緒に飲もうぜ！！」

 

と誘ってくれたのが、ウズベキスタン人のアデルさんとウミルさん。

 

呼ばれるがままに席に座ると、宴会の開始！！！

 

ウォッカを注いでもらい、カンパーーーイっ！！！

 

 

くぅぅう～！！！消毒みたいな味がするし喉が熱いっ(>_<)

「すみません、ビールください！！」

アルコール度数40％のウォッカを飲んだ後は、ビールの味が優しく感じます。

日本ではビール1杯で十分だった私が、こんなにお酒を飲めるようになったなんて…。

 

ウミルさんは、すぐに私たちの名前を憶えてくれたんだけど、アデルさんは酔っぱらってるのか、全然覚えられない。笑

 

「えーとぉ、、、シューキちゃん？」

 

シュウとユキが混ざっちゃったの！？笑

 

 

ワイワイ盛り上がってたら、警察官登場。

 

「おい、お前らうるさいぞ。」

 

「すんません、ツーリストが来てるんですよ～♪」

 

気にすんなっ(^_-)-☆ってアデルさんとウミルさんは、宴会を継続。

ちょっと声のボリューム下げないとなー、、、と思ってたら、

 

別のテーブルのウズベキスタン人、

 

「おおおーー！！お前ら日本人か！！！ウォッカを飲もうぜ！！ヘイヘイヘーイ！！」

 

どんどん声のボリュームがあがっていきました。

 

 

 

すると案の定、警察官登場。

 

「てめぇええええら！！！！静かにしろって言っただろ！！！！」（英語じゃなかったけどこんな感じ。）

 

もうね、ブチギレもいいところ。あんなにキレた人久々に見た。

 

大声出した罪で、逮捕されんじゃないかと思ったくらい( ;∀;)

 

ここまで迷惑かけちゃったらさすがにね…ということで、今後5年分の愛想笑いを使い果たしながら退散。

 

 

でも電車に揺られながらお酒とおつまみを食べるって、とっても楽しかった♪

値段もそんな高くなかったし、レストラン車両、いいねーっ(*^^)v

 

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